店の情報が食い違うとき|どちらを優先するかの決め方
店舗が出している案内と、まとめて掲載しているサイトの内容がずれていることがあります。どちらを優先するのか、なぜずれるのかを整理します。
行く店を調べていると、同じ店について書かれているのに内容が違うという場面に出会います。営業時間が十五分ずれている、定休日の記載がある側とない側がある――といった形です。
どちらかが間違っていると考えると、調べ直しに時間を使うことになります。実際には、どちらも間違っていないのにずれていることがよくあります。この記事では、その理由と優先順位の決め方を整理します。
優先するのは店舗自身が出している情報
結論から言えば、優先するのはその店舗自身が出している案内です。第三者がまとめた情報より上に置きます。
これは第三者の情報が劣るという意味ではありません。まとめ方や見やすさでは、第三者のほうが優れていることも多くあります。事実の最終的な根拠としては、出している側に当たるという筋の問題です。
情報源ごとの性質の違いは新台情報はどこから出てくるのかでも扱いました。機種の情報でも店の情報でも、発表する側と伝える側の関係は同じ形をしています。
ずれる理由は「間違い」ではないことが多い
食い違いの原因として多いのは、更新の時間差です。店舗側が変更したあと、第三者側に反映されるまでに時間がかかります。
この時間差は、どちらかの怠慢とは限りません。掲載しているサイトが多くの店舗を扱っていれば、すべてを同時に追いかけるのは現実的ではないからです。構造的にずれるものと考えておくほうが正確です。
| 原因 | 起きやすい場面 |
|---|---|
| 更新の時間差 | 営業時間や定休日が変わった直後 |
| 表記のしかたの違い | 閉店と遊技終了を区別しているかどうか |
| 掲載範囲の違い | 一方にしか項目がない |
表記の違いを食い違いと誤解しない
二番目の「表記のしかたの違い」は、見落とされやすい原因です。片方が閉店時刻を、もう片方が遊技終了時刻を載せていれば、どちらも正しいのに数字は違います。
この二つが別の時刻であることは「遊技終了」と「閉店」にまとめました。数字だけを比べて食い違いだと判断する前に、何の時刻として載っているのかを確かめます。
同じように、定休日の欄がない側を「定休日なし」と読むのも誤りです。掲載していないことと、存在しないことは別です。休みの種類ごとの確認のしかたは定休日と臨時休業にまとめました。
どちらが新しいかを見る
優先順位は決まっていても、店舗側の情報が古いまま更新されていないという可能性は残ります。そこで効いてくるのが時点の確認です。
どちらの情報にも更新日が示されていれば、新しいほうを参考にできます。示されていない場合は、どちらも時点不明として扱うのが安全です。時点の確かめ方は情報の更新日をどう見るかにまとめました。
食い違ったときの手順
- 何の項目が食い違っているのかを特定する。
- 表記のしかたの違いではないかを確かめる。
- それぞれの時点を確かめる。
- 店舗側の情報を採用し、それでも不安なら電話で確認する。
二番目で解決することが多く、実際には食い違っていなかったと分かる場合がかなりあります。比べる前に、同じものを比べているかを確かめるという順番です。
電話で確かめられること、確かめられないことの線引きは電話で確認できること、電話でも分からないことにまとめました。時刻や定休日は、答えが出る種類の項目です。
どちらにも載っていない項目
比べているうちに、どちらにも書かれていない項目があることに気づく場合があります。この場合は食い違いではなく、単に情報がないという状態です。
ここで、片方に書かれている似た項目から推測するのは危険です。別の項目は別の項目であって、代わりにはなりません。ないものはないまま扱うのが原則です。
どうしても必要な項目であれば、問い合わせるという手段が残っています。ただし項目によっては、聞いても答えが出ないこともあります。その線引きは電話で確認できること、電話でも分からないことにまとめました。
第三者の情報が役に立つ場面
優先順位が下だからといって、第三者の情報が不要というわけではありません。複数の店を並べて見たいときには、まとめて掲載されているほうが圧倒的に速く済みます。
使い分けとしては、候補を絞るまでは第三者の情報、行くと決めたら店舗側の情報という形が実際的です。絞り込みの段階で一件ずつ公式を見ていくのは手間がかかりすぎます。
候補を並べて比べるときの列の決め方は公式情報だけで店を比べるにまとめました。最終的に表へ書き込む値は、店舗側の情報に差し替えておくと確かです。
一つの店の情報から地域を語らない
複数の情報源を見比べていると、いくつかの店で同じ時刻が並んでいることに気づく場合があります。そこからその地域全体がそうなのだと考えるのは行きすぎです。
確認した店舗の情報は、その店舗についてのことしか示しません。たまたま揃っているだけかもしれず、見ていない店が同じとは限りません。見た件数が少ないほど、この一般化は外れやすくなります。
比較表を作るときにも同じ注意が必要です。行が数件しかない表から傾向を読み取ると、根拠の弱い結論になります。表の使い方は公式情報だけで店を比べるにまとめました。
食い違いに気づけること自体に意味がある
複数の情報源を見る手間をかけると、食い違いに気づけます。一つだけ見ていれば、ずれていることにも気づきません。
気づいたうえで店舗側を採用するのと、知らずに片方だけを信じるのとでは、同じ結論でも確かさが違います。手間の価値は、答えが変わることではなく、確かさが上がることにあります。
食い違いが残ったまま出かける場合
確認しても解決しないことはあります。そのときは不利なほうの数字を採用すると、予定が崩れにくくなります。
たとえば終了時刻が二通りあるなら早いほう、開店時刻が二通りあるなら遅いほうを見ておきます。余裕を取る方向に寄せるという考え方です。
店舗情報の照合そのものが発生しない選択肢として、オンラインの機種一覧から選ぶという形もあります。比べる情報源が一つで済みます。
確認の回数は項目で変える
すべての項目を同じ頻度で確かめ直す必要はありません。変わりやすい項目と、ほとんど変わらない項目があるからです。
所在地のように動かないものは、一度確かめれば長く使えます。営業時間や定休日は変わることがあるため、出かける直前の確認対象になります。項目ごとに扱いを変えると、手間が減ります。
まとめ
食い違いを見つけたら、まず同じ項目を比べているかを確かめ、次に時点を見て、最後に店舗側の情報を採用します。原因の多くは更新の時間差か表記の違いで、どちらかが間違っているとは限りません。
次に情報がずれているのを見つけたら、数字を比べる前に見出しを比べてみることを試してみてください。違う項目を並べていただけ、と分かることがよくあります。
