パチスロの解説にはBIGとREGという2つの言葉が出てきます。どちらもボーナスですが、同じものではありません。
この記事では両者の違いと、最近の機種でどう扱われているかを整理します。ボーナスという区間全体の位置づけはAT・ART・ボーナスの違いにまとめています。
先に結論
違いは規模です。BIGのほうが大きく、REGのほうが小さい。これが基本です。
名前がそのまま意味を表しています。BIGはビッグボーナス、REGはレギュラーボーナスの略です。
何が「大きい」のか
2つの面で差が出ます。
| BIG | REG | |
|---|---|---|
| 続く長さ | 長め | 短め |
| 得られる量 | 多め | 少なめ |
具体的な数値は機種ごとの仕様です。当サイトでは掲載していません。規模の関係だけ押さえておけば、解説を読むには足ります。
終わり方が決まっています
ボーナスの特徴は、始まった時点で終わりが見えていることです。規定の枚数に達したら終了します。
これはATとの大きな違いです。ATはゲーム数で区切られ、途中で延びることがあります。ボーナスは延びません。この対比はAT・ART・ボーナスの違いで扱っています。
画面での見分け方
多くの機種では、ボーナスに入るとどちらであるかが画面に表示されます。文字で示されることもあれば、演出の種類で分かれることもあります。
また、揃った図柄で見分けられるのが伝統的な形です。BIGとREGで揃う図柄の組み合わせが違う、という設計が長く使われてきました。図柄の読み方はリール図柄の見方にまとめています。
REGは「ハズレ」ではありません
解説記事でREGが軽く扱われることがあり、残念な当たりのように受け取られがちです。これは正確ではありません。
REGも出玉が増える区間です。規模が小さいだけで、当選そのものは有利な出来事です。小さいほうが頻度が高く設計されることもあり、全体の中では相応の役割を持ちます。
最近の機種での扱い
ここが重要な変化です。現在のパチスロの多くはAT主体の設計になっており、従来の意味でのボーナスを持たない機種もあります。
また、ボーナスという名前の区間がATの一部として作られている場合もあります。見た目はボーナスでも、内部的にはATの演出という形です。これを擬似ボーナスと呼ぶことがあります。
そのため「BIGと書いてあるから従来型のボーナスだ」とは限りません。機種ごとの設計によります。
古い記事との関係
BIGとREGを中心に据えた解説は、ボーナスが機種の中心だった時代に書かれたものが多くあります。
日電協の年表によれば、4号機の時代には技術介入の要素がゲーム性に取り入れられ、その後5号機、6号機と規則が改正されてきました。設計の重心が移ってきたということです。号機の流れは号機という区切りをご覧ください。
覚えておくとよい最低限
- BIGのほうが大きい — これだけで大半の解説は読めます。
- どちらも有利な出来事 — REGを失敗と捉える必要はありません。
- 名前と中身は一致しないことがある — 擬似ボーナスという形があります。
オンラインで遊ぶ場合
表示も仕組みも同じように再現されます。どちらのボーナスかは画面で確認できます。
画面が大きい環境では、揃った図柄を落ち着いて確認できるという利点があります。図柄での見分けを覚えるには適した環境です。
実際に確かめたい場合は、オンラインパチンコの機種一覧からパチスロを1台開いて、ボーナス時の表示を見てみてください。
消化中に操作は必要か
ボーナス中も、リールを回して止めるという操作は続きます。自動で進むわけではありません。
機種によっては、特定の図柄を狙う必要がある場合もあります。その場合は画面に案内が出るのが一般的です。目押しの考え方はリール図柄の見方にまとめています。
告知の仕方にも種類があります
ボーナスが成立したことを、どう知らせるかは機種によって異なります。
- ランプで知らせる — 筐体のランプが点灯する形式です。
- 演出で示す — 液晶の展開を通じて伝えます。
- 図柄が揃って初めて分かる — 事前の告知がない形式です。
1つ目は古くからある方式で、分かりやすさを重視した作りとして今も支持されています。演出の段階表示とは別の軸にある手法です。
「REG比率」という話題への注意
解説記事では、BIGとREGの出現比率から何かを読み取ろうとする議論を見かけます。当サイトではこの種の推測を扱いません。
理由は演出と信頼度の考え方で書いたとおりで、サンプル数が小さい比率は偶然の偏りをそのまま映すためです。短時間の観測から導いた比率に、判断に足る情報はほとんど含まれていません。
名前が残り続ける理由
設計の重心がATへ移っても、BIGやREGという名前は使われ続けています。遊び手に通じる言葉だからです。
新しい概念を一から説明するより、既に意味が共有されている言葉を借りるほうが早い。擬似ボーナスという形が広まった背景には、この事情もあると考えられます。用語が世代をまたいで残る例は用語は世代で変わりますでも扱っています。
初めて遊ぶときに押さえる順番
ボーナスという言葉に出会ったら、確認する順番は次のとおりです。
- その機種にボーナスがあるか — AT主体の機種では存在しないことがあります。
- 名前が付いているか — BIG・REGという表記が使われているか。
- 終わり方が示されるか — 枚数で終わるのか、ゲーム数で終わるのか。
3つ目が分かれば、従来型のボーナスか擬似ボーナスかの見当がつきます。枚数で区切られていれば従来型に近い作りです。
編集部の見方
BIGとREGという区別は、パチスロの歴史がそのまま残っている用語だと考えています。かつては機種の中心だったものが、いまは設計の一要素になっています。
それでも言葉が残り続けているのは、遊び手にとって分かりやすい概念だからでしょう。大きい当たりと小さい当たり、という区別は説明が要りません。用語の寿命という観点でも興味深い例です。
よくある質問
REGを引くと損ですか
損ではありません。規模が小さいだけで、出玉が増える区間です。
すべての機種にBIGとREGがありますか
ありません。AT主体の機種では従来型のボーナスを持たない場合があります。
BIGとREGはどこで見分けますか
画面表示と、揃った図柄の組み合わせが手がかりになります。
まとめ
BIGとREGの違いは規模です。どちらも出玉が増える区間であり、REGは失敗ではありません。最近は名前だけ残してATの一部として作られる場合もあります。
