原作ファンと初心者|同じ台でも見ているところが違います
同じ画面を見ていても、原作を知っている人と知らない人では受け取っている情報が違います。どこが違い、知らない側は何を手がかりにすればよいのか。両方の視点から整理しました。
同じ台を、原作を知っている人と知らない人が見ています。画面に映っているものは同じですが、受け取っている情報は同じではありません。この記事では、その差がどこにあり、知らない側は何を手がかりにすればよいのかを整理します。
先に確認:結果には影響しません
最初にはっきりさせておきます。原作知識は遊技の結果に影響しません。抽選の仕組みは知識と無関係です。仕組みそのものはパチンコの基本の仕組みにまとめました。
変わるのは、画面から受け取れる情報の量と、そこから生まれる感情です。これは体験の差であって、有利不利ではありません。
原作を知っている側が見ているもの
- 誰が出てきたか…キャラクターの名前と、その作品内での位置づけ。
- どの場面か…再現されている場面が原作のどこにあたるか。
- 曲の意味…その楽曲が原作でどこに使われていたか。
この3つが乗るため、同じ演出でも情報量が多くなります。「このキャラが出た」という事実そのものが、演出の一部として機能します。
知らない側が見ているもの
一方、原作を知らない場合に見えているのは次のようなものです。
- 画面の構図が変わったかどうか…段階の切り替わり。
- 動きの大きさ…派手になったか、静かになったか。
- 音の変化…曲が切り替わったかどうか。
注目してほしいのは、こちらのリストでも段階は追えるという点です。予告なのかリーチなのか、という判断に原作知識は要りません。分類の方法は演出とリーチの読み方にまとめました。
知らない側の手がかり:保留と構図
原作知識の代わりになる手がかりは、確実なものが2つあります。
- 保留の表示…画面の端にあり、いま何回分の抽選が控えているかを示します。解釈の余地がありません。
- 画面の構図…リーチに入ると、多くの機種でレイアウトそのものが変わります。
この2つは、原作を知っていても知らなくても同じように読めます。知らない側は、こちらを軸にすればよいということです。
どちらの入り方にも利点があります
| 原作から入る | 台から入る | |
|---|---|---|
| 最初の理解 | 演出の意味が取れる | 先入観なしで見られる |
| 探し方 | 作品名で探せる | 一覧から見つける |
| 選べる範囲 | 知っている作品に限られる | 全機種が候補になる |
| あとから広がる方向 | ほかの台へ | 原作へ |
右列の最後に注目してください。台から入った場合、気に入れば原作を見に行くという広がり方があります。作品と機種の対応はアニメ原作から台を探す記事にまとめました。
原作ファンが注意したいこと
知っている側にも落とし穴があります。原作の展開と、台の演出の進行は別物だという点です。
原作で重要な場面が、台では序盤の演出として使われることがあります。逆もあります。原作の記憶で「ここは重要な場面だ」と判断すると、台の段階を読み違えます。
台としての段階は、あくまで構図と保留で判断してください。これは知らない側と同じ手順です。
知らない側が損をしない理由
もう少し踏み込んで説明します。原作を知らない場合に「損をしていない」と言える根拠は、演出の設計そのものにあります。
台は、その作品を知らない人が座ることを前提に作られています。原作知識がないと何が起きているか分からない作りでは、遊べる人が限られてしまうためです。したがって、段階の切り替わりは必ず視覚と音で明示されます。キャラクターが誰かを知らなくても、いま状況が動いたことは分かるように作られています。
言い換えると、原作知識はあれば追加で乗るものであって、基礎の上に積まれる層です。基礎の部分は全員に開かれています。
途中から原作を知る、という順番
台をきっかけに原作へ入る流れは、実際によくあります。演出で繰り返し出てくるキャラクターが気になって作品を見に行く、という順番です。
この順番には利点があります。すでに台で何度も見た場面が、原作ではどういう文脈だったのかが分かるという体験ができます。逆方向(原作を先に見る)では得られない種類の面白さです。
どの作品がどの台になっているかは対応表の記事にまとめてあります。ゲームを原作とする台についてはゲーム原作の台で別途扱いました。
同じ台を2人で見る場合
家族や友人と一緒に画面を見る場面もあります。片方が原作を知っていて、もう片方が知らない場合、会話の噛み合わなさが生じることがあります。
知っている側は「いまのキャラは誰それだ」と言い、知らない側は「いま何が起きたのか」を知りたい。見ている層が違うので、話している内容もずれます。これを理解しておくと、説明の仕方を合わせられます。
知らない側に説明するなら、キャラクターの名前ではなく、段階の話をするほうが伝わります。「いまリーチに入った」「保留が3つ残っている」といった情報のほうが、実際に役立ちます。
知っている作品があるかどうかは、機種一覧を一度眺めれば分かります。なければないで、筐体の見た目で選んで差し支えありません。
編集部の見方
編集部の見方
「知っている作品がないから楽しめない」という判断は、もったいないと考えています。段階を読むために必要な情報は、原作知識なしでも全部画面に出ています。
そのうえで、知っている作品があるなら、そこから入るのがいちばん自然です。両方の入口があることを知っておけば、選択肢は狭まりません。成り立ちの違いはオリジナル機と版権機の記事で整理しました。
どちらの立場でも、最初に見る場所は同じ
結局のところ、原作を知っていても知らなくても、画面で最初に確認する場所は変わりません。保留の数と、画面の構図です。
原作知識はそのあとに乗る層であって、土台を置き換えるものではありません。土台の作り方はパチンコの基本の仕組みにまとめてあります。
よくある質問
原作を知っていると有利ですか
結果には影響しません。受け取れる情報量が増えるだけです。
原作を知らないと演出が分かりませんか
段階の判断は構図と保留でできます。原作知識は不要です。
台から原作に入る人はいますか
入口としては自然な流れです。台をきっかけに作品を知る、という順番もあります。
原作の記憶が邪魔になることはありますか
あります。原作での重要度と、台での演出上の位置づけは一致しません。
まとめ
- 原作知識は結果に影響しません。情報量が変わるだけです。
- 段階を読む手がかりは、保留と画面の構図です。知識は不要です。
- 台から入って原作へ、という広がり方もあります。
- 原作ファンも、段階の判断は構図と保留で行ってください。
パチンコ・パチスロは18歳になってから。適度に楽しむ遊びです。のめり込みには注意しましょう。