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コラム

初代フィーバーは何を変えた?1980年のドラム式パチンコを知る

1980年の初代フィーバーを、前身ブレンド、太陽のドラム図柄、上部の7セグ、アタッカーから紹介。現在の機種名に残る言葉と、当時の一台の構成を分けて読み解きます。

太陽の図柄が並ぶ三つのドラムと上部の赤い7を描いたイメージ。「初代フィーバーの時代」「1980」の文字がある。

初代「フィーバー」のドラムにそろう図柄は、三つの7ではなく「太陽」でした。その上に置かれた7セグ表示の7と組み合わさって、大当りを知らせる構成です。今も機種名で見かけるフィーバーという語を、1980年に登場した一台から眺めると、数字が並ぶ現在の画面とは違う姿が見えてきます。

この機種を開発したのはSANKYOです。玉が盤面を流れる仕組みに、回転するドラムと大当り時に開く装置を組み合わせたことは、パチンコの見た目だけでなく、出来事を見せる順序にも関わる変化でした。

SANKYOのイメージキャラクター「ドラムくん」のデザインも、同社によればフィーバーに由来します。機種そのものを知らなくても、その特徴的な回転装置が、会社を表す図案の中に残っているというつながりがあります。

1980年に発表された初代機

SANKYOの公式機種コレクションによると、「フィーバー」は1980年7月から8月にかけて、同社の15周年を記念する展示会で発表されました。同社の事業紹介でも、1980年に開発した機種として位置づけられています。

ここでいう初代フィーバーは、現在の機種名に含まれる「フィーバー」全体を指すものではありません。同じ語が長く使われているため、古い一台についての説明なのか、その後のシリーズやブランドに関する説明なのかを、年代と正式名称で区別する必要があります。

メーカー名と機種名の関係を知っておくと、この区別はしやすくなります。遊技機メーカーという業界は、台を作る会社と機種の名前を整理する際の関連記事です。

前身の「ブレンド」とドラムの発想

フィーバーには前身となる「ブレンド」がありました。SANKYOの年表では、1977年の機種として、スロットマシンのドラムをパチンコに組み込んだ点が紹介されています。フィーバーは、その前身を改良してアタッカーを搭載した機種です。

このつながりを見ると、初代フィーバーが何もないところから突然完成したわけではないと分かります。玉が動く盤面に回転する図柄を組み合わせる試みがあり、そこに大当り時の動作が加わりました。別々の機能を持つ装置の組み合わせとして見ると、機種の進化を具体的に追えます。

機械の歴史では、ある機能の発想と、それを備えた完成品の登場が同じ時期とは限りません。「最初」という言葉を読む際も、ドラムを取り入れた最初の試みなのか、フィーバーという名の初代機なのかを区別すると、年表の読み違いを防げます。

太陽の図柄と上部の7セグ

初代機では、スタートチャッカーへの入賞をきっかけにドラムが動きます。公式解説は、三つの太陽がそろい、上部の7セグに7が停止する構成を説明しています。実際のドラムと数字の表示器が、同じ盤面に組み合わされています。

写真を見比べるときは、次の三つを別のものとして見ると、配置を理解しやすくなります。

  • 玉が流れる盤面。
  • 図柄が印刷された物理的なドラム。
  • 点灯する部分を切り替えて数字を示す7セグ表示。

ドラムの絵柄と上部の数字を一つの画面だと思ってしまうと、当時の説明が読みづらくなります。現在の液晶では同じ映像の中にまとめて表示できるものを、別々の装置で示している点が、この一台を見るときの手がかりです。

アタッカーが加わった意味

アタッカーは、大当り時に玉を受け入れるために開く装置です。初代フィーバーの説明では、図柄の表示とアタッカーの動作が結びついています。ドラムが回って終わるのではなく、その結果を受けて盤面側でも別の動きが始まります。

これは、読者が現在のパチンコで見かける「表示によって結果を知らせ、その後に別の入賞口が開く」という流れを考えるうえでも分かりやすい構成です。ただし、初代機の細かな進行条件と現在の機種の仕様は同一ではありません。現代の一般的な説明は、パチンコの基本の仕組みと分けて読む必要があります。

古い機種を現在の言葉で説明すると、共通する部品名があるため、細部まで同じだと受け取りがちです。共通している装置の役割と、その機種だけの動作条件を分けると、歴史の説明を現在の仕様と混ぜずに読めます。

ドラムがあってもパチスロとは限らない

回転するドラムが三つ並んでいる写真は、一見するとパチスロにも似ています。しかし、見える絵柄の数やドラムの形だけで、機械全体の種類を決めることはできません。フィーバーは、玉が盤面を流れ、入賞をきっかけとしてドラムが動くパチンコ機です。

パチスロではリールを止めるためのボタンなど、操作部の構成も異なります。パチンコとパチスロの違いも、中央の表示装置だけで判断しないために役立ちます。

初代フィーバーの写真には、玉の通り道、回転する図柄、発光する数字、開く入賞装置が一つの台に収まっています。それぞれが違う方法で動いているからこそ、装置ごとの役割を追う面白さがあります。液晶が画面全体を占める以前にも、パチンコは複数の機構を組み合わせ、結果が分かるまでの時間を見せていました。

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