ホールの「島」|台の並び方と、島ごとに出ている表示
ホールの中で台が並んでいる単位である「島」について整理します。背中合わせに並ぶ理由、島ごとに出ている看板や表示、目当ての台を探すときに島をどう使うかを説明します。
ホールに入ると、台がずらりと並んでいます。この並びには単位があって、背中合わせの二列をひとまとまりとして数えます。これが「島」です。
店員同士の会話で「3番島」などと聞こえてくるのは、この単位のことです。客の側がこの言葉を使う場面はあまりありませんが、島という単位を意識すると店内で迷いにくくなります。この記事では、島がどう組まれていて、島ごとに何が出ているのかを整理します。
なぜ背中合わせなのか
台は正面から打つものなので、並べるだけなら一列でも足りそうです。それでも背中合わせにするのには理由があります。
ひとつは配線と補給の都合です。台の裏側には電源や玉を送る経路が通っていて、二列を背中合わせにすると、その裏側がひとつの空間にまとまります。整備する側は島の内部に入れば両側の台を見られます。
もうひとつは面積の効率です。一列ずつ並べて全部に通路を付けるより、二列一組にしたほうが同じ面積に多くの台が入ります。
結果として、客から見える形は「通路・台・台(裏)・通路」という繰り返しになります。目の前の台の向こう側にも、同じ数だけ台があるわけです。
島の上に出ているもの
島の上部には、たいてい看板が付いています。そこに出ているのは次のようなものです。
機種名。その島に入っている機種の名前が出ます。島がまるごと一機種のこともあれば、複数の機種が混ざっていて看板に併記されていることもあります。
台数やスペックの表記。同じ機種でも種類が分かれている場合、それを区別する文字が入ることがあります。機種名の末尾表記がそのまま看板に出ていることも多いので、読めると探しやすくなります。
新台の告知。入替があったばかりの島には、それが分かる掲示が出ることがあります。
看板の文字は遠くからでも読めるように作られているので、入口から見渡して目当ての機種を探すのがいちばん早い方法です。
島の端にあるもの
島の端、通路に面した位置には、いくつか設備が置かれていることがあります。
計数機。玉やメダルを数える機械です。島ごとに置かれている店と、まとまった場所に集めている店があります。遊び終わったあとの流れは計数と精算の記事で扱っています。
玉箱やドル箱の置き場。使っていない箱が積んであることがあります。
両替機やサンド。台と台の間にある細い機械は、玉を借りるための装置です。これは島の端ではなく台ごとに付いています。
島の端は人が立ち止まりやすい場所なので、通りかかるときは少し余裕を見て歩いたほうが無難です。
島が混在しているとき
ひとつの島がまるごと同じ機種、という形ばかりではありません。
複数の機種が一つの島に入っていることはよくあります。台数の少ない機種をまとめて置く場合や、入替の途中で枠が余っている場合です。このとき看板には機種名が並記されるか、島の一部だけ別の表示が出ます。
パチンコとパチスロが分かれているのも一般的です。多くの店はフロアや区画で分けていて、片方を探しているときにもう片方の区画を歩いても見つかりません。階が分かれている店なら、入口の案内板にフロア構成が出ています。
喫煙できる区画が分かれている店もあります。受動喫煙対策で区画が独立していることがあり、島の並びとは別の仕切りが入ります。詳しくはホールの喫煙環境の記事で扱っています。
つまり、島の並び=機種の並び、とは限りません。看板と区画の両方を見て、ようやく店内の構成が分かります。
島の配置から読めること
同じ機種が何台並んでいるかは、看板と島を見れば分かります。これ自体は仕様の話ではなく、店がその機種をどれだけ置いているかという事実です。
台数が多い機種は、それだけ需要があると店が判断した、と読むことはできます。ただし、そこから「出やすい」「出にくい」といった話に進むのは、観察できる事実から離れた推測になります。島の構成は店の仕入れと設置の結果であって、台の動き方を決めるものではありません。
島の並びは入替のたびに変わります。前に来たときと同じ場所に同じ機種があるとは限らないので、毎回看板を見るのが結局いちばん確実です。
探す順序を決めておく
店内で迷わないために、探す順序を先に決めておくと楽になります。
- 入口で全体を見渡し、島看板から目当ての機種を探す
- その島まで歩き、台の上の表示で空いているかを見る
- 空いていなければ、同じ機種が別の島にもないか確認する
この順序だと、通路を往復する回数が減ります。目当てがない日は、2 の段階で別の機種に切り替える判断もできます。
スマートフォンで店の公式ページを見れば設置機種が載っていることもありますが、どの島にあるかまでは載っていないのがふつうです。店内での最終的な探索は看板頼みになります。
通路の歩き方
島と島のあいだの通路は、見た目より狭いことがあります。
箱を持って歩いている人、台の裏で作業している店員、立ち止まって看板を見ている人が同時にいると、すれ違うのが難しくなります。荷物は体の前で持つ、急に立ち止まらないといった程度の配慮で、ほとんどの接触は避けられます。
通路の床には玉が落ちていることがあります。踏むと滑るので、見て歩くに越したことはありません。落ちている玉を拾って自分の箱に入れるのは、どの店でも認められていないと考えてください。
島の端は人が集まりやすい場所です。計数機の前で待っている人がいたら、後ろを回るほうが早いことが多いです。
まとめ
島はホールの台を数える単位で、背中合わせの二列をひとまとまりにしたものです。配線と面積の都合から生まれた形で、結果として「向こう側にも同じだけ台がある」という構造になっています。
島の上には機種名の看板が出ていて、これが店内でいちばん早い手がかりです。島の端には計数機などの設備が置かれていることがあります。
並びは入替で変わります。新台情報の探し方で事前に調べられるのは設置の有無までで、店内のどこにあるかは当日に看板を見て確かめることになります。
