パチンコ・パチスロ

コラム

「継続率」という言い方|何が続く確率なのか

「継続率」という言い方が何を指しているのかを整理します。何が続く確率なのか、どこからどこまでが一区切りなのか、紹介文の数字を読むときに確かめたい点を説明します。

継続の分岐を示した図。大当りから次へ続く、また続く、終わるの四段階を矢印でつないでいる。

機種の紹介文に、継続率という言葉が出てくることがあります。パーセントの数字と一緒に書かれていることが多く、大きいほど良さそうに読めます。

ただ、「何が続く確率なのか」が書かれていないことがあります。対象が分からないまま数字だけ見ても、比較にはなりません。この記事では、この言葉が指しているものを整理します。具体的な数値は機種ごとに違うので、ここでは数字は扱いません。

「続く」のは大当りの連なり

継続率が指しているのは、おおまかに言えば一度始まった連なりが、次へ続く確率です。

パチンコなら、大当りのあとに有利な状態が続き、そこでまた大当りする。これが繰り返されるあいだを「連チャン」と呼びます。ハマりと連チャンが起きる理由で扱った、あの現象です。

継続率は、この連なりが次へつながる割合を示した数字、という位置づけになります。

どこからどこまでが一区切りか

ここが曖昧になりやすい部分です。

「続く」と言うからには、何かが終わる条件がなければなりません。パチンコなら、大当り後の状態が終わって通常時に戻ること。パチスロなら、出玉が増える区間が終わること。

つまり継続率は、区切りの定義とセットでなければ意味を持ちません。どこで終わりとみなすかが機種によって違うので、同じ数字でも指している内容が違うことがあります。

確変・時短・STの違いで扱ったように、大当り後に始まる状態には種類があります。どの状態を前提にした数字なのかで、読み方が変わります。

数字だけでは比較できない

継続率が高いほど有利そうに見えますが、それだけでは決まりません。

一回あたりに得られる量が小さければ、何度続いても大きくなりません。逆に、継続しにくくても一回が大きければ結果は変わります。継続率は、台の性質を説明する複数の数字のうちの一つです。

スペックの呼び分けで扱ったとおり、甘デジとミドルでは設計の方向が違います。継続率だけを取り出して並べても、台の全体像にはなりません。

「平均」との関係

継続率と一緒に、平均の連チャン回数が書かれていることがあります。

これは継続率から計算される値で、別の情報ではありません。同じことを別の表現で言っているので、両方を足し合わせて判断材料が増えるわけではありません。

また、平均はあくまで平均です。確率と体感がずれる仕組みで書いたとおり、実際に起きることは平均の周りに散らばります。平均より多いことも少ないこともあるのが普通です。

確率表記との違い

確率表記の読み方で扱った「1/◯◯」という形の数字は、一回の試行で当たる割合を示しています。

継続率は違います。すでに何かが始まっている状態で、それが次へ続くかどうかの割合です。起点が違うので、同じ土俵では比べられません。

紹介文に両方が並んでいることがありますが、別のことを言っている数字です。混ぜて読まないほうが正確です。

紹介文を読むときに確かめたいこと

継続率の数字に出会ったら、次の点を確認すると誤読が減ります。

何が続くのか。大当りなのか、特定の状態なのか。

どこで終わるのか。終了条件が書かれているか。

どの状態からの話なのか。初回の大当りからなのか、特定の条件を満たしたあとなのか。

これらが書かれていない紹介文は、数字だけを強調している可能性があります。公式の説明にあたれば、たいてい条件も一緒に書かれています。

言葉の広がり

継続率という言葉は、機種の説明でも会話でも使われます。

ただし、厳密な定義が業界で統一されているわけではありません。文脈によって、指している範囲が少しずつ違うことがあります。

機種名や紹介文の言葉の位置づけで書いたのと同じで、どこに書かれていた言葉なのかで扱いを変えるのが実際的です。公式の説明か、第三者の記事か、会話の中の言い方か。

パチスロでの使われ方

パチスロでも継続率という言葉が使われます。

通常時・CZ・ATの流れで扱ったとおり、出玉が増える区間には始まりと終わりがあります。その区間が延長されるかどうかを継続率として示す形です。

パチンコと同じく、何が続いて何で終わるのかは機種ごとに違います。言葉は共通でも、中身は別と考えておくのが安全です。

「ループ」という言い方

継続率と近い場所で使われるのが、ループという言葉です。

一定の条件を満たすと、同じ状態を繰り返す仕組みを指して使われます。繰り返しが続く確率という意味で、継続率とほぼ同じ内容を指すこともあります。

言葉が複数あるのは、機種ごとの作りに合わせて呼び名が生まれてきたからです。用語が世代で変わるのと同じで、意味の範囲は文脈で決まります。どの言葉が使われていても、何が続いて何で終わるのかを確認するという読み方は変わりません。

体感とのずれ

継続率が高い機種でも、続かないことは普通に起こります。

確率である以上、そうなるのが当然です。ハマりと連チャンが起きる理由で扱ったとおり、平均の周りにばらつきがあるのが確率の性質です。

数字が高いほど「続くはず」という感覚が強くなるぶん、続かなかったときの印象が強く残ります。これは数字の読み方の問題ではなく、人の受け取り方の問題として知っておくと、落ち着いて見られます。

まとめ

継続率は、一度始まった連なりが次へ続く割合を示す言葉です。何が続き、どこで終わるのかという区切りの定義とセットでなければ、数字だけでは意味を持ちません。

高いほど有利とは限りません。一回あたりの量や他の仕様と合わせて初めて台の性質になります。確率表記とは起点が違うので、同じ土俵で比較できません。

紹介文で見かけたら、対象と終了条件が書かれているかを確認する。書かれていなければ、公式の説明にあたる。これが実用的な読み方です。

ブログ一覧へ戻る