「桃太郎電鉄 〜ぱちんこも定番!〜」|ホールと共同で作られた台
桃太郎電鉄のパチンコ機は、メーカーとホール企業が共同で開発したと発表されています。共同開発とはどういう形か、副題や版表記をどう読むのかを導入前の情報から整理しました。
**桃太郎電鉄 〜ぱちんこも定番!〜**は、コナミアミューズメントとホール企業が共同で開発したと発表されているパチンコ機です。導入は予定の段階で、この記事の公開時点ではまだ導入されていません。
この台で注目したいのは、題材よりも成り立ちです。メーカーが作ってホールが買う、という通常の流れとは違う形が公表されています。
共同開発という成り立ち
発表によれば、この機種はコナミアミューズメントが複数のホール企業グループと共同で開発したものです。開発の段階からホール側が関わる形になります。
通常、遊技機はメーカーが企画・開発し、完成した製品をホールが選んで発注します。遊技機メーカーという業界で扱った構造です。共同開発では、この分業の前半にホール側が入ります。
発表の時点で、複数のホール企業グループにまたがって導入される予定とされています。つまり、作った側のグループに優先的に置かれる形になります。
置かれる店が偏る可能性があります
共同開発の機種は、関わったホールグループに集中して置かれることが考えられます。
これは「その台が本当に置いてあるか確かめる」で扱った「店の規模で判断する」やり方が当てはまりにくい例です。規模が大きくても、別のグループの店であれば入らないことがあります。
導入前の段階でどの店に入るかは公表されていません。確かめるなら、導入後の設置店情報か、店への確認になります。
機種名の構造
名前は三つの部分に分けて読めます。
桃太郎電鉄が原作名です。長く続いているゲームシリーズで、この名前自体は広く知られています。
**〜ぱちんこも定番!〜**が副題です。ここは原作側の言葉ではなく、機種側で付けられた副題です。原作のサブタイトルを探しても出てきません。機種名の末尾表記で扱った分類では、作品名でも版名でもない「機種固有の副題」にあたります。
そして**LTver.**が付く版があります。これは版表記です。
版が二つあります
この機種も、版が分かれて同じ日に導入が予定されています。
LTが付く版と、付かない版です。LTはラッキートリガーの略で、特定の条件で突入する出玉の区間を指す仕組みの名前です。オンラインパチンコのラッキートリガーで扱いました。
版が分かれている場合の一般的な構造は「同じ機種名で版が二つ同時に出るとき」のとおりで、題材と演出は共通、当たり方の設計が違う形になります。
ゲーム原作という系統
桃太郎電鉄は、家庭用ゲームを原作とする台です。
ゲーム原作の台で扱ったとおり、ゲーム原作はアニメ原作とは入り方が違います。アニメ原作が場面や楽曲を持ち込むのに対し、ゲーム原作は遊びの構造そのものを持ち込めることがあります。
桃太郎電鉄の場合、原作はすごろくの形式です。この構造が遊技機の演出にどう反映されているかは、実機を見ないと分かりません。導入前に断定できる部分ではありません。
原作を知っている人の注意
原作を長く遊んできた人ほど、機種名から中身を推測しやすくなります。
ただし、原作の要素がそのまま遊技機の仕組みになるとは限りません。漫画原作のパチンコ機で扱った構造と同じで、原作から持ち込まれるのは題材と雰囲気が中心です。原作で重要だった要素が演出に出てこないことも、逆に原作では脇役だった要素が中心に据えられることもあります。
導入前の段階では、原作の知識は機種の理解を先取りしません。推測の材料にはなりますが、確認にはなりません。
「定番」という語について
副題に置かれた「定番」という語は、原作シリーズの立ち位置を指した言葉と読めます。
ただしこれは機種側が自ら名乗っている言葉であって、遊技機として定番だという評価ではありません。導入前の機種に実績はありません。名前に入っている形容は、評価ではなく宣伝の一部として読むのが安全です。
導入前に分かること
公表されているのは、機種名、メーカー、共同開発であること、導入予定日、予定台数の範囲です。
打った感触、人気、店での扱いは、導入後にしか分かりません。発表に台数が含まれている場合も、それは予定であって実績ではありません。読み方は「導入予定台数」という数字の読み方で扱っています。
検索するときのつまずき
この機種名には、検索で引っかかりやすい要素が二つあります。
一つは、原作名が強すぎることです。桃太郎電鉄で検索すると、ゲーム本体の情報が大量に出てきます。遊技機の情報にたどり着くには、「パチンコ」などの語を足す必要があります。
もう一つは、副題の記号です。波ダッシュと感嘆符が入っており、入力の仕方で結果が変わります。副題を省いて原作名と版表記だけで検索するほうが確実なことがあります。
編集部の見方
共同開発という形は、ホール側の需要が開発に反映されやすい作り方だと見ています。
ここからは編集部の見方になりますが、この形が遊ぶ側にとって良いかどうかは、まだ判断する材料がありません。置かれる店が偏るのであれば、遊べる人と遊べない人に分かれることになります。評価は、実際に設置が進んでからでないと言えません。
まとめ
桃太郎電鉄のパチンコ機は、メーカーとホール企業の共同開発として発表されています。関わったグループに集中して置かれる可能性があり、店の規模だけでは置いてあるかを推測しにくい形です。
名前は原作名・機種側の副題・版表記に分かれ、LTの付く版と付かない版が同じ日に予定されています。導入前に分かるのは成り立ちと設計の方向までです。
