「通常時」が指すもの|パチンコとパチスロで同じ言葉が別の状態を表します
通常時という言葉は解説記事で頻繁に出てきますが、パチンコとパチスロでは指している状態が違います。同じ語が場面で意味を変える例として、切り分け方と読み違えたときに起きることを整理しました。
「通常時」という言葉は、どの解説記事にも出てきます。ところがパチンコとパチスロでは、指している状態の中身が違います。どちらも「特別な状態ではないとき」という意味では共通していますが、何が特別なのかが両者で異なるためです。
この記事では、その違いと、読み違えたときに何が起きるかを整理します。用語の切り分けという観点では紛らわしい用語の対と対になる内容です。
共通しているのは「何でもない時間」という位置づけ
どちらの通常時も、出玉が増える区間の外側にいる状態を指します。遊んでいる時間のうち、もっとも長く続くのがこの区間です。
共通点はここまでです。その時間に何が起きているかは、パチンコとパチスロで別物です。
パチンコの通常時
パチンコの通常時は、盤面左側を狙ってヘソに玉を入れ、大当りの抽選を受け続けている状態です。電サポが働いていないため、玉は少しずつ減っていきます。
抽選のきっかけは1か所しかなく、プレイヤーが選択する要素はほとんどありません。玉を打ち続け、液晶の結果を待つという形が通常時の中身です。打ち分けの考え方は右打ち・左打ちと電サポにまとめました。
「通常」と呼ばれる理由
大当り後に確変や時短といった有利な状態に入るため、それらと区別する必要があります。有利でない状態のほうを通常と呼ぶ、という命名です。状態の呼び分けは確変・時短・STの違いで扱っています。
パチスロの通常時
パチスロの通常時は、ATやボーナスに入っていない状態を指します。毎ゲーム、メダルを使ってレバーを叩き、抽選を受けます。
違いは、プレイヤーが毎ゲーム操作していることです。リールを止める操作があり、成立した役によってメダルの増減が発生します。パチンコの通常時が「待つ時間」なのに対し、パチスロの通常時は「操作し続ける時間」です。
通常時にも役は成立しています
画面が静かでも、毎ゲーム何らかの抽選結果が出ています。小役が成立すればメダルが払い出され、リプレイが成立すれば次のゲームが無料になります。詳しくは小役・リプレイ・フラグをご覧ください。
並べると違いがはっきりします
| パチンコ | パチスロ | |
|---|---|---|
| していること | 打ち続ける | 毎ゲーム操作する |
| 抽選のきっかけ | 玉がヘソに入ったとき | レバーを叩いたとき |
| 手持ちの動き | 少しずつ減る | 役次第で増減する |
| 抜け出す先 | 大当り | CZ・AT・ボーナス |
特に違うのが最後の行です。パチンコは大当りに直行しますが、パチスロは段階を挟むことが多いという構造があります。その流れは通常時・CZ・ATの流れで扱っています。
読み違えると何が起きるか
実害が出るのは、解説記事を読むときです。パチスロ向けに書かれた「通常時の立ち回り」をパチンコに当てはめようとしても、対応するものがありません。逆も同じです。
特に混乱しやすいのが、ゲーム数という概念です。パチスロの通常時はゲーム数が数えられますが、パチンコの通常時に同じ数え方はありません。記事に出てくる数字が何を数えているのかを確認しないと、意味を取り違えます。
ほかにも両者で意味が変わる言葉があります
- 図柄 — パチンコは液晶の表示、パチスロはリール上の絵柄です。
- ボーナス — パチスロでは出玉区間の名前ですが、パチンコでは特典の意味で使われることがあります。
- 継続 — 何が続くのかが両者で違います。
いずれも、どちらの話をしているかを先に確認することで解決します。記事の冒頭でパチンコかパチスロかを確かめる習慣をつけておくと、読み違いが減ります。
オンラインで遊ぶ場合
トラストダイスのラインナップにはパチンコとパチスロの両方が含まれています。機種名の頭文字で判別できるため、今どちらを遊んでいるかは迷いません。記号の読み方は機種名の記号にまとめました。
両方を行き来して遊ぶ場合、通常時の感覚が切り替わることに気づくと思います。待つ時間と操作する時間では、同じ長さでも体感が変わります。どちらが合うかは好みの問題です。機種選びの観点はオンラインパチンコの機種選びで扱っています。
両者の違いは並べて遊ぶと体感できます。オンラインパチンコの機種一覧からパチンコとパチスロを1台ずつ開いて、通常時に自分が何をしているかを比べてみてください。
編集部の見方
用語がひとつで意味が二つある状態は、初めて調べる人にとって明確な障害だと考えています。しかも両者の記事は検索結果で混在するため、読み手が選別を強いられます。
対処としては、記事ごとに対象を確認するという地味な習慣がいちばん効きます。この記事に限らず、解説を読むときは冒頭で対象を確かめる。それだけで取り違えの大半は防げます。
よくある質問
通常時という言葉は公式な用語ですか
広く使われていますが、機種によっては別の呼び名が画面に表示されます。意味するところは同じです。
パチンコの通常時にもゲーム数はありますか
回転数という数え方はありますが、パチスロのゲーム数とは意味が違います。混同しやすい部分です。
どちらの通常時が長いですか
機種と状況によります。どちらも遊んでいる時間の大半を占めるという点では共通しています。
通常時にも演出はあります
通常時は「何も起きていない時間」と説明されがちですが、実際には画面は動いています。パチンコであれば図柄が回り、抽選のたびに何らかの表示が出ます。パチスロでも、成立した役に応じた表示が入ります。
つまり通常時の演出こそが、遊んでいる時間の大半を占める画面です。機種の印象を決めるのは、大当り中の派手な画面より、この通常時の作りだという見方もできます。
通常時の長さについて
どちらも、遊んでいる時間のうちもっとも長い部分になります。有利な状態は一時的なもので、そこから戻る先が通常時だからです。
この点は機種を選ぶときに関係してきます。通常時の画面が自分に合っているかどうかが、実際の体感を左右します。大当り中の演出だけで機種を選ぶと、長く遊んだときに印象が変わることがあります。機種選びの観点はオンラインパチンコの機種選びにまとめています。
記事を読むときの確認手順
- 対象がパチンコかパチスロかを冒頭で確認します。
- 数字が出てきたら、何を数えた数字かを確認します。
- 「通常時」と書かれていたら、その記事の対象に合わせて読み替えます。
この3点を習慣にするだけで、取り違えはかなり減ります。用語そのものを覚えるより、確認する癖のほうが効きます。
まとめ
通常時はどちらも「特別ではない状態」ですが、パチンコは待つ時間、パチスロは操作する時間です。読むときは、どちらの話かを先に確認するのが確実です。基本の仕組みはパチンコとパチスロそれぞれにまとめてあります。