盤面の入賞口|ヘソ・電チュー・アタッカーはそれぞれ何をしているか
パチンコの盤面には玉が入る穴が複数あり、それぞれ役割が違います。抽選を始める穴、出玉を得る穴、玉を増やす穴。3種類の入賞口の働きを、打つ場所との対応も含めて整理しました。
パチンコの盤面には玉が入る穴がいくつもありますが、どれも同じ働きをしているわけではありません。役割で分けると抽選を始める穴、出玉を得る穴、玉を増やす穴の3種類になります。この区別がつくと、なぜ打つ場所を切り替えるのかが分かります。
筐体の外側の部品名については別記事で扱っています。ここで扱うのは、ガラスの内側にある盤面の話です。
3種類の入賞口
| 呼び名 | 役割 | 使う場面 |
|---|---|---|
| ヘソ(スタートチャッカー) | 抽選を始める | 通常時 |
| 電チュー(電動チューリップ) | 抽選を始める・玉を増やす | 電サポ中 |
| アタッカー | 出玉を得る | 大当り中 |
ヘソと電チューはどちらも抽選のきっかけになりますが、使える場面が違います。アタッカーだけは抽選と関係がなく、出玉専用です。
ヘソ|すべての始まり
盤面の中央下にある小さな入賞口がヘソです。正式にはスタートチャッカーと呼ばれます。通常時に抽選が始まるのは、ここに玉が入ったときだけです。
ヘソは常に開いており、狙いやすい位置にあります。ただし入口が狭いため、周囲の釘の配置によって入りやすさが変わります。ホールではこの部分が台選びの中心になりますが、オンラインでは釘の調整という概念がありません。この違いはオンラインとホールで扱っています。
ヘソに入ると2つのことが同時に起きます
玉がヘソに入ると、抽選が行われると同時に玉が数個払い出されます。つまりヘソへの入賞は、抽選のきっかけであると同時に、わずかな出玉でもあります。ただし払い出し数は少なく、打ち出した玉のほうが多いのが通常です。通常時は玉が減っていくのが前提という構造は、ここから来ています。
電チュー|開いているときだけ使える入賞口
電チューは電動チューリップの略で、盤面右側にあることが多い入賞口です。名前のとおり左右の羽が開閉する構造で、閉じているあいだは玉が入りません。
開くのは、電サポと呼ばれる状態のときです。確変や時短に入ると電チューが開きやすくなり、右打ちの指示が出ます。開いた電チューに玉が入れば抽選が行われ、同時に玉も払い出されます。ヘソより払い出しが多く設定されているため、電サポ中は玉が減りにくくなります。
電サポと打ち分けの関係は右打ち・左打ちと電サポにまとめました。
電チューが開くきっかけ
電チューは勝手に開くわけではありません。盤面にあるゲートと呼ばれる通路を玉が通過すると、別の抽選が行われ、当たれば電チューが開きます。この抽選は大当りの抽選とは別系統です。
電サポ中はこの抽選が有利になっているため、電チューが頻繁に開きます。仕組みとしては二段構えですが、遊ぶ側は右打ちの指示に従うだけで成立します。
アタッカー|出玉を得るための大きな口
アタッカーは大当り中にだけ開く、横長の大きな入賞口です。ヘソや電チューと違い、ここに玉が入っても抽選は行われません。役割は出玉だけです。
1回のラウンドごとに開閉し、規定の玉数が入るか、規定の時間が過ぎると閉じます。開いているあいだに玉を入れられるかどうかが、そのまま出玉の量になります。大当り中に右打ちの指示が強く出るのはこのためです。
アタッカーの開閉状況は、画面のカウント表示で確認できます。数字の読み方は大当り中の画面表示で扱っています。
そのほかの入賞口
上の3つ以外にも、盤面には玉が入る場所があります。代表的なものを挙げます。
- 一般入賞口 — 抽選とは関係なく、玉が入ると数個払い出されます。盤面の左下などに配置されます。
- ゲート — 玉が通過するだけの通路です。入賞ではありませんが、電チューの抽選を始める役割があります。
- アウト口 — どこにも入らなかった玉が最後に落ちる場所です。盤面の最下部にあります。
一般入賞口は目立ちませんが、通常時の玉の減り方をやわらげる役割を持っています。すべての玉がアウト口に落ちるわけではないという点だけ知っておけば十分です。
玉の流れを追うと構造が見えます
打ち出された玉は、盤面上部から落ちてきます。途中で釘に当たって方向を変えながら、最終的にどこかの入賞口に入るか、アウト口へ落ちます。
通常時であれば、左から入った玉の多くはアウト口に落ちます。ヘソに入るのはその一部です。入らないのが普通で、入ったときだけ抽選が動くという比率の感覚をつかんでおくと、画面が動かない時間の意味が分かります。
大当り中は事情が変わります。アタッカーは開口部が広く、右から打った玉の多くが吸い込まれていきます。玉が減らずに増えていく感覚になるのは、この入りやすさの差によるものです。
入賞口の呼び名は一つではありません
同じ入賞口が複数の呼び名で説明されることがあります。ヘソはスタートチャッカー、始動口、1種始動口などと書かれます。電チューは電動役物、普通電動役物、2種始動口と呼ばれることがあります。
呼び分けの背景には、法令上の分類名と現場での通称という二系統があります。解説記事ごとに用語が違って見えるのはこのためで、指しているものは同じです。呼び名の食い違いに戸惑ったときは、位置と役割で照合すると確認できます。
用語の重複や言い換えについては画面に出てくるパチンコ用語でも触れています。
入賞口の配置は機種で変わります
ここまで「右側に電チュー」と書きましたが、配置は機種ごとに違います。左右が逆の機種もあれば、アタッカーが2か所ある機種もあります。
配置を覚える必要はありません。画面の指示がどこを狙うべきか教えてくれるためです。初めての機種では、指示に従って打ったときに玉がどこへ向かうかを一度見ておくと、その機種の構造が分かります。
オンラインで見るときの視点
オンラインでは盤面全体が画面に収まるため、ホールで座っているときより入賞口の位置関係が見やすくなります。特にスマートフォンを横向きにすると、盤面の左右が同時に見えます。
一方で、玉の動きは速く、細部は追いきれません。1球ずつ追うより、どの穴が開いているかを見るほうが状況を把握しやすいと思います。
入賞口の配置は盤面を見れば分かります。オンラインパチンコの機種一覧から1台開いて、ヘソがどこにあるかを確かめてから打ち始めると、玉の行方が追いやすくなります。
編集部の見方
入賞口の名前は、覚えなくても遊べる知識の代表です。それでも整理しておくと役に立つのは、機種紹介文や解説記事を読むときです。ヘソ・電チュー・アタッカーはどの解説でも前提として使われる語で、ここが分かっていないと他の説明が入ってきません。
逆に、釘の配置や玉の軌道に踏み込む必要はないと考えています。ホールの台選びに直結する知識であって、オンラインでは出番がない部分だからです。役割の違いまで理解できていれば、実用上は十分です。
よくある質問
ヘソと電チューはどちらも抽選ですか
どちらも抽選のきっかけになります。使える場面が違い、通常時はヘソ、電サポ中は電チューが中心になります。
アタッカーに玉が入ると抽選されますか
されません。アタッカーは出玉のための入賞口です。
盤面の配置を覚える必要はありますか
ありません。画面の指示に従えば、必要な入賞口に玉が向かいます。
まとめ
ヘソは抽選を始める穴、電チューは電サポ中に抽選と払い出しを兼ねる穴、アタッカーは大当り中に出玉を得る穴。3つの役割が分かれば、打つ場所が切り替わる理由も分かります。盤面全体の流れはパチンコの基本の仕組みに、筐体外側の部品名は筐体パーツの名前にまとめてあります。