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デカヘソという表記|ヘソの大きさが機種名に入るとき

機種名に書かれる「デカヘソ」という語を整理します。ヘソとは盤面のどこを指すのか、大きいと何が変わるのか、出玉の話とどう違うのかを、数値を伴わない形で説明します。

ヘソの意味とデカヘソの関係を三段で示した編集部作成の図。右側に、玉の入りやすさの話であって出玉の多さの話ではないという注記を並べている。

デカヘソは、盤面中央下の始動口(ヘソ)が通常より広く作られていることを指す語です。機種名の一部として書かれることがあります。

この語は、玉の入りやすさに関わるもので、当たったときにどれだけ出るかとは別の話です。混同されやすいところなので、順に分けて説明します。

ヘソとは盤面のどこか

ヘソは、盤面の中央下にある始動口です。打ち出した玉がここに入ると、液晶の図柄が回り、抽選が始まります。

盤面の入賞口で扱ったとおり、盤面にはいくつも入賞口があり、役割が違います。その中でヘソは、通常時に抽選のきっかけになる口という位置づけです。

通常時に打った玉の大半は、どこにも入らずに下へ抜けます。ヘソに入る割合は、もともとそれほど高くありません。

「デカ」が意味していること

デカヘソは、このヘソの開口部が従来機より広く作られている、という意味です。

広ければ、同じように打っても入る回数が増えやすくなります。結果として、一定量の玉を打ったときに図柄が回る回数が伸びやすくなります。遊技者の側から見ると「よく回る」と表現される状態です。

どの程度広いかは機種によって異なり、メーカーや情報サイトが数値や比較で示していることがあります。当サイトでは確認できていない具体的な数値は扱いません。

回ることと、出ることは別

ここが一番混ざりやすい部分です。

ヘソに入りやすいということは、抽選の回数が増えやすいということです。一回あたりの当たりやすさが変わるわけではありませんし、当たったときの出玉が増えるわけでもありません。

「ベース」と「出玉」で整理したとおり、通常時の玉の減り方と、大当り中に増える分は、別々に決まる性質です。デカヘソが関係しているのは前者の側です。

通常時と大当り中で、見る場所が変わります

デカヘソが効いているのは、通常時だけです。

大当りが始まると、打ち方の指示が変わり、玉は盤面の別の経路へ向かいます。右打ち・左打ちで扱ったとおり、指示が出たらヘソを狙う意味はなくなります。アタッカーなど別の入賞口が主役になるためです。

つまり、デカヘソという特徴が働くのは「当たっていない時間」に限られます。大当り中の出玉の増え方には関係しません。ここを分けて考えると、名前に書かれた語が何を約束しているのかがはっきりします。

店の調整で変わる部分が残ります

盤面の作りは機種ごとに決まっていますが、玉がヘソへ向かう道筋は釘の状態でも変わります。

釘とゲージで扱ったように、盤面に打たれた釘は玉の流れを左右します。ヘソが広く作られていても、そこへ至る手前の流れが変われば、実際に入る回数は変わります。

ですから「デカヘソだから必ずよく回る」とは言えません。機種の設計と、個々の台の状態は別の層の話です。この二層を混ぜると、期待と実際がずれます。

なぜ名前に書かれるのか

盤面の特徴が機種名に入るのは、以前はあまり見られない形でした。

名前に書かれるということは、その特徴を選ぶ理由として前に出しているということです。題材や演出ではなく、盤面の作りを看板にしている形になります。

機種名の末尾や中間に付く表記には種類があります。機種名の末尾表記で扱ったように、作品名・版名・仕組みの名前・意味の公開されていない略号が混ざります。デカヘソは、このうち仕組みの名前にあたります。

似た語が並ぶことがあります

同じ発想の語は、デカヘソだけではありません。盤面の始動口を広く見せる設計には、メーカーごとに別の呼び名が付けられていることがあります。

呼び名が違っても、指している方向は「通常時に図柄が回りやすい」という同じ側です。語が違う=仕組みが違う、とは限りません。

ただし、各機種が実際にどういう作りなのかは、機種ごとに確認が必要です。語が同じでも中身が同じとは限らない、という逆の注意も要ります。

探すときに気をつけること

機種名にデカヘソが入っている場合、検索では次のようなずれが起きます。

  • カタカナの「デカヘソ」と、ひらがな・漢字交じりの書き方が混在する
  • 機種名の一部なのか、説明として書かれているのかが判別しにくい
  • 同じ作品の別の版と並んで出てくる

作品名だけで検索して、出てきた候補の中から表記を見比べるほうが早いことがあります。機種名で検索しても出てこないときの探し方の手順がそのまま使えます。

オンラインで遊ぶ場合

オンラインで同じ題材の機種を遊ぶ場合、盤面の作りは再現されていても、釘という変数は存在しません。

物理的な釘の調整がないため、ホールで言う「台ごとの差」にあたる部分がありません。オンラインとホールの違いで扱った差のうち、ここは分かりやすい一つです。

なお、ある機種がオンラインで扱われているかどうかは、ホールへの導入とは別に決まります。導入予定の機種が当サイトで遊べるという意味ではありません。

当サイトが書いていないこと

デカヘソ搭載と書かれた機種について、当サイトは回転率の具体的な数値や、他機種との優劣を書きません。

それらは盤面の調整や店の運用によって変わる部分を含み、機種名から決まるものではないためです。確認できないことを書かない方針については編集方針に記載しています。

編集部の見方

盤面の特徴が名前に出てくるのは、選ぶときの手がかりが増えたという意味では分かりやすい変化だと考えています。

ここは編集部の見方ですが、題材だけで選びにくくなっている中で、盤面の作りを明示するのは一つの答え方だと見ています。ただし、名前に書かれているからといって、その特徴が自分にとって重要かどうかは別です。

まとめ

デカヘソは、中央下の始動口が通常より広いことを指す語で、機種名の一部として書かれることがあります。

関係しているのは通常時に図柄が回る回数で、出玉の多さや当たりやすさそのものではありません。名前に入っている場合は、仕組みの名前として読んでください。作品名でも版名でもない、第三の種類の表記です。

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