「CR 獣王」|パチスロで知られた名前がパチンコの筐体に載るとき
機種一覧に「CR 獣王」という台があります。同じ名前がパチスロの機種名としても使われているため、どちらの話なのか分からなくなることがあります。名前の重なりをどう解くかを整理します。
機種の一覧に「CR 獣王」という表記の台があります。文字数は少なく、読み方に迷うところもありません。それでもこの台が話題にしにくいのは、同じ「獣王」という名前がパチスロの機種名としても使われてきたからです。
「獣王はどうだった」と言われたとき、相手が指しているのがパチンコなのかパチスロなのか、名前だけでは決まりません。この記事では、ひとつの名前が二つの遊技機に載るという現象を、機種カードから確認できる範囲だけで整理します。
先に結論
機種カードに印刷されているのは「CR 獣王」という一続きの表記です。先頭の「CR」はパチンコ側で使われてきた表記で、ここが付いている時点で、この台はパチンコです。パチスロ側の同名機にこの接頭辞は付きません。
つまり名前の先頭だけで、どちらの遊技機の話なのかは区別できます。題材が同じでも、遊技の仕組みは別物です。
なぜ名前の重なりが問題になるのか
同じ名前の台が二つあると、困るのは「打つとき」ではなく「調べるとき」と「人に聞くとき」です。
検索窓に「獣王」と入れると、パチンコ側の情報とパチスロ側の情報が混ざって出てきます。どちらも間違った情報ではありませんが、自分が今見ている台の話とは限りません。パチスロ側の解説を読みながらパチンコ側の画面を見ていると、書かれている用語が画面に出てこないという状態になります。
この「表記が一致しないせいで情報にたどり着けない」という問題そのものは、機種名で検索しても出てこないときの探し方で扱っています。今回は、表記が違うのではなく表記が同じすぎるという逆の形です。
機種カードから確認できるのは「名前」だけ
一覧に並んでいる画像は、筐体の見た目と機種名を示したものです。そこから確実に読み取れるのは、この筐体にこの名前が印刷されているという一点だけです。
盤面の色づかいや文字の大きさから、仕様や遊びやすさを読み取ることはできません。機種カードから読み取れることで整理したとおり、画像に写っていない情報のほうがはるかに多く、見た目からの推測はほとんど当たりません。
同じ題材が二つの遊技機になるということ
遊技機の世界では、ひとつの題材がパチンコとパチスロの両方で機種化されることがあります。題材を共有しているだけで、別々の遊技機として設計されています。
この関係そのものは同じ作品のパチンコ版とパチスロ版で整理しました。そこでは「どちらを選ぶか」という視点でしたが、ここではそもそも取り違えないための見分けが先に来ます。
共通しているのは題材、違うのは遊び方
名前が同じでも、玉を打ち出す遊技機とリールを止める遊技機では、画面の見方も手の動かし方も変わります。両者の根本的な差はパチンコとパチスロの違いにまとめてあります。
具体的には、パチスロ側の話には押し順やリールを止める操作が前提として出てきます。パチンコ側にはその操作がありません。逆にパチンコ側の話には保留や電サポといった言葉が出てきますが、パチスロ側の画面にそれらは並んでいません。同じ名前の台について話しているのに、使われる単語が一つも重ならないということが起こります。
「前作を知っている」が通用しない場合
シリーズものであれば、前作の知識が次作で役に立つことがあります。ところが遊技機の種類をまたいだ場合、前提ごと変わるため知識がそのままでは引き継げません。
シリーズの前提をどこまで知っておくべきかという話はシリーズ機は前作を知らないと楽しめないのかにあります。遊技機の種類が違う場合は、そこで書いた「知らなくても困らない」の度合いがさらに強くなります。
「CR」という先頭表記が示していること
先頭の「CR」は、パチンコの機種名に長く使われてきた表記です。現在の一覧では「P」や「e」で始まる名前のほうが多く、「CR」で始まる名前は相対的に古い世代の表記にあたります。
この移り変わりはCR・PAという古い表記で扱いました。注意したいのは、表記が古いことと、その台が今どう扱われているかは別の話だという点です。先頭の記号から分かるのは名前の付け方の世代であって、それ以上ではありません。
記号そのものの意味を先に押さえておきたい場合は機種名の記号が入口になります。
一覧で探すときの入力
検索するときは、先頭の記号を外して「獣王」だけで入力するほうが確実です。記号ごと入力すると、半角と全角、記号と本体のあいだの空白の有無で一致しなくなることがあります。
| 部分 | 内容 | 検索での扱い |
|---|---|---|
| CR | パチンコ側の先頭表記 | 外して入力する |
| 獣王 | 題材の名前 | これだけで引く |
そのうえで、出てきた結果がパチンコ側の話なのかパチスロ側の話なのかを、本文の中の用語で判断します。押し順やリールの話が出てくればパチスロ側、保留や右打ちの話が出てくればパチンコ側です。
この記事で確認していないこと
筐体の画像と名前が分かったからといって、台の中身が分かるわけではありません。次の項目は、機種カードからは確認できないため記載していません。
| 項目 | この記事での扱い |
|---|---|
| 確率・出玉・スペック | 記載しない |
| メーカー・発売時期 | 記載しない |
| 現在遊べるかどうか | 記載しない |
| パチスロ側との優劣 | 比較しない |
数字で書かれた情報を読むときの前提は確率表記の読み方に、古い記事を読むときの注意は古い攻略情報を読むときの注意にまとめてあります。
実際にどちらの表記で並んでいるかは、オンラインパチンコの機種一覧を開いて先頭の記号を見比べると早く分かります。説明を読むより、並んでいる名前を見るほうが確実です。
人に聞くとき、読むときの確かめ方
名前が重なっている台では、会話や記事の中でどちらを指しているのかが省略されていることがよくあります。書き手にとっては自明でも、読み手にとっては分かりません。
次の順で確かめると、取り違えを減らせます。
- 先頭に「CR」「P」「e」が付いているか。付いていればパチンコ側です。
- 本文に押し順・リール・レバーという言葉が出てくるか。出てくればパチスロ側です。
- 本文に保留・右打ち・電サポという言葉が出てくるか。出てくればパチンコ側です。
- どちらの語も出てこない場合は、題材の話であって機種の話ではない可能性があります。
用語の対応関係に迷ったときは紛らわしい用語の対や「通常時」が指すものが参考になります。同じ言葉が二つの遊技機で別の状態を指す例を扱っています。
まとめ
「CR 獣王」という名前からは、先頭の「CR」でパチンコ側だと分かり、「獣王」が題材の名前であるところまでが読み取れます。同じ名前がパチスロ側にもあるため、どちらの話かは先頭の表記で確かめるのが早道です。
次に一覧を開くときは、名前の先頭を見てから本体の名前を読むという順番を試してみてください。記号を先に処理しておくと、似た名前や同じ名前が並んでいても取り違えにくくなります。調べ物をするときも、検索結果の用語を見て「これはどちらの話か」を先に決めてから読み進めると、噛み合わない解説に時間を使わずに済みます。
