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擬似連と全回転|1回の変動が長く見えるときに起きていること

図柄が止まってまた回り出す、図柄が揃ったまま回り続ける。どちらも見慣れないと戸惑う動きですが、仕組みとしての位置づけははっきりしています。擬似連と全回転という2つの言葉を軸に整理しました。

「擬似連と全回転」の見出し画像。紫色の背景にe カケグルイ 7500 VER・e 吉宗 極乗3000 VER・e ひきこまり吸血姫の悶々の筐体画像3点が横に並んでいる

図柄がいったん止まったのに、保留が減らないまま次の回転が始まる。あるいは、3つの図柄が揃った状態のままゆっくり回り続ける。どちらも初めて見ると何が起きたのか分かりませんが、前者は擬似連、後者は全回転と呼ばれる演出です。いずれも1回の変動の中で起きていることで、抽選が増えたわけではありません。

この記事では、この2つを軸に「1回の変動が長く見える」場面を整理します。数値には触れません。機種ごとの仕様であり、ここで一般化できないためです。

先に押さえておきたい前提

パチンコの抽選は、玉がヘソに入った瞬間に終わっています。液晶が回っているのは、すでに出ている結果を見せるための時間です。この前提を持っておくと、以下の話がすべてつながります。つまり演出がどれだけ派手になっても、抽選回数は増えていません。

この順序についてはパチンコの基本の仕組みで扱っています。

擬似連|1回の変動を複数回に見せる手法

擬似連は擬似連続予告の略で、1回の変動の中で図柄が複数回止まって回り直すように見せる演出です。見た目は2回転、3回転しているようですが、消化されている保留は1つだけです。

見分け方は保留の数です

本当に次の変動へ進んだのか、擬似連なのかは、保留の数が減ったかどうかで判断できます。減っていなければ擬似連です。画面の下に並ぶ丸い表示を見れば分かります。保留表示そのものの読み方は保留表示の読み方にまとめました。

機種によっては、擬似連に入ったことを示す専用の図柄が用意されています。「NEXT」と書かれた図柄や、キャラクターが次へ進む動作を見せる演出がそれにあたります。

なぜこの手法が使われるのか

1回の変動に使える時間は限られています。その中で盛り上がりを作るために、区切りを複数回入れて段階を踏ませる、という設計です。段階が増えるほど演出の量が増えるため、擬似連が続いたときは長めのリーチに進むことが多くなります。ただし何回続けば何が起きるという対応は機種ごとの仕様です。

全回転|図柄が揃ったまま回り続ける

全回転は全回転リーチの略で、3つの図柄がすべて揃った状態のまま回り続ける演出です。メーカーのSANKYOは自社のファンサイトで、全回転リーチを「すべての図柄が揃った状態で回転するリーチ演出」として説明しています。

通常のリーチは2つ揃った状態で3つ目を待ちますが、全回転は最初から揃っています。そのため見た目の緊張感がまったく違い、特別な演出として扱われます。一般には大当りが確定する種類の演出として知られていますが、その扱いは機種ごとの仕様であり、この記事では確定という表現は使いません。

2つの違いを並べると

擬似連と全回転
擬似連全回転
起きること止まって回り直す揃ったまま回り続ける
保留の増減減らない減らない
位置づけリーチに向かう途中リーチそのもの
見かける頻度多い少ない

共通しているのは、どちらも1回の変動の内側の出来事だという点です。違うのは、擬似連が過程で、全回転が到達点だというところです。

ほかにも「長く見える」場面があります

変動が長く感じられる理由は擬似連だけではありません。代表的なものを挙げておきます。

  • ロングリーチ — リーチに入ってから結果が出るまでが長い演出です。
  • 発展 — リーチの種類が途中で切り替わり、別の演出に進みます。
  • 連続予告 — こちらは複数の変動にまたがるため、保留が実際に減っていきます。擬似連と混同しやすい部分です。

連続予告と擬似連の切り分けも、やはり保留の増減で判断できます。演出全体の分類は演出とリーチの読み方で扱っています。

初めて見たときに戸惑いやすい3つの場面

図柄が揃ったのに大当りにならなかった

擬似連用の専用図柄が3つ揃った場合、それは大当りの図柄ではなく「次の段階へ進む」という合図です。数字の図柄が揃った場合とは意味が違います。図柄の種類による違いは図柄の見方で整理しています。

止まりかけた図柄が戻っていった

図柄が止まる直前に再び動き出す動きは、一般に滑りと呼ばれます。狙った位置で止まらなかったわけではなく、そう見せるための演出です。抽選はすでに終わっているため、止まり方そのものが結果を変えることはありません。

同じ演出が何回も続いた

連続予告の場合、保留が1つずつ減りながら同じ演出が繰り返されます。擬似連と違い、こちらは実際に複数回の変動が消化されています。見た目は似ていますが、消化している抽選の数が違います。

用語の呼び方は一定ではありません

擬似連は「疑似連」と書かれることもあります。どちらの表記も使われており、指しているものは同じです。全回転についても「全回転リーチ」「オール揃い」など複数の言い方があります。

検索したときに情報が見つからない原因の多くは、この表記ゆれです。ひらがな・カタカナ・漢字のどれで書かれているかによって結果が変わります。同じ問題は機種名でも起きており、その対処は機種名で検索しても出てこないときの探し方にまとめてあります。

オンラインで遊ぶときに気をつけたい点

擬似連や長いリーチが入ると、1回の変動に数十秒かかることがあります。スキマ時間に遊んでいる場合、区切りの悪いところで中断することになりやすいのがこの演出の実務的な側面です。

オンラインはいつでも中断できるため、演出の途中で止めても支障はありません。ただ、結果を見ないまま閉じるのは気持ちのよいものではないので、時間に余裕がないときは保留を使い切る前に区切る、という考え方もあります。時間の決め方は遊ぶ前に決めておく時間と予算にまとめています。

擬似連と連続予告の見分けは、保留の数を見るだけです。オンラインパチンコの機種一覧から1台開いて、演出が重なったときに保留が減っているかどうかを確かめてみてください。

編集部の見方

擬似連は、覚えておくと画面が読みやすくなる数少ない演出用語だと考えています。理由は、「保留が減ったかどうか」という単純な観察で判別できるからです。感覚や経験に頼らず、画面上の事実だけで区別できる演出は多くありません。

一方で、何回続いたらどう、という段階ごとの意味づけは追わなくてよい部分です。機種ごとに設計が違い、覚えても次の機種では通用しません。仕組みの型だけ知っておき、細部は機種に任せるのが、長く遊ぶうえでは楽な構えです。

よくある質問

擬似連中に保留が増えることはありますか

あります。玉がヘソに入れば保留は増えます。減らないのは、消化中の変動が1つのままだからです。

全回転はどの機種にもありますか

すべての機種にあるわけではありません。搭載されているかどうかは機種ごとの仕様です。

擬似連が途中で止まったらどうなりますか

そこで結果が表示されます。段階が進まなかったというだけで、異常ではありません。

まとめ

擬似連は1回の変動を複数回に見せる手法、全回転は図柄が揃ったまま回るリーチ。どちらも抽選が増えているわけではなく、見分けるための手がかりは保留の増減です。用語そのものの整理は画面に出てくるパチンコ用語もあわせてご覧ください。

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