発射ハンドル|玉の飛ぶ強さは何で決まるのか
発射ハンドルの仕組みを整理します。玉が飛ぶ強さが何で決まるのか、ハンドルを回す角度と到達点の関係、右打ち・左打ちの指示が操作としては何を意味するのかを説明します。
パチンコで玉を打ち出すとき、操作するのは右下のハンドルひとつです。ボタンもレバーもなく、回す角度だけで玉の飛ぶ強さが決まります。
操作が単純なので説明されることが少ないのですが、右打ち・左打ちの指示の意味を具体的に理解するには、ここを押さえておくと早いです。この記事では、ハンドルが何を決めているのかを整理します。
回す角度が、飛ぶ強さを決める
ハンドルは円形で、時計回りに回すようになっています。
回す角度が大きいほど、玉は強く飛びます。ほとんど回さなければ盤面の下のほうにしか届かず、大きく回せば上部まで届いて右側へ回り込みます。
連続して打つあいだ、ハンドルは回したまま保持します。手を離すと発射が止まります。つまり「打ち続ける」とは「同じ角度で握り続ける」ということです。
強さが決めるのは「到達点」
強さが変わると何が変わるのか。結論としては、玉が盤面のどこに到達するかです。
弱く打てば、玉は盤面の左寄り、低い位置に落ちます。強くすれば上部まで届き、盤面の右上から入ってくるようになります。
到達点が変われば、そこから先に通る盤面の釘の並びも変わります。同じ盤面でも、入り口が違えば経路が違う。だから強さの違いが、最終的にどの入賞口に向かいやすいかの違いになります。
「左打ち」と「右打ち」が指しているもの
ここまで分かると、打ち分けの指示の意味がはっきりします。
左打ちは、玉が盤面の左側から入ってくる程度の強さで打つこと。通常時はこちらで、ヘソを狙う形になります。
右打ちは、玉が盤面の上部を越えて右側に回り込む強さで打つこと。大当り中や電サポ中に指示が出ます。
どちらも「ハンドルをどの角度まで回すか」という一つの操作の違いです。別の装置を使うわけではありません。
強さの微調整
実際には、左打ち・右打ちの二択ではなく、そのあいだに幅があります。
盤面の構造によって、同じ左打ちでも少し強めのほうが通りやすい経路がある、ということは起こります。ワープの入口に入りやすい強さを探す、といった調整です。
ただし、これは台ごと・盤面ごとの話で、一般化できる正解はありません。打ちながら玉の通り道を見て合わせていく、という形になります。
止める操作
打ち出しを止める方法は二つあります。
ひとつは手を離すこと。ハンドルから手が離れると発射が止まります。
もうひとつは、ハンドルに付いている停止用の部分に触れることです。多くの台では、ハンドルの一部に触れているあいだだけ発射が止まる仕組みになっています。握ったまま一時的に止められるので、角度を保ったまま中断できます。
右打ち中に玉が溢れそうなとき、演出を見たいときなどに使われます。
封入式の台では
封入式・スマパチでも、ハンドルの操作は同じです。
玉が台の外に出ないだけで、盤面上を玉が飛んで落ちるという部分は変わりません。回す角度で強さが決まるのも同じです。
見た目で変わるのは、受け皿に玉が貯まらないことと、手元に玉の感触がないことくらいです。
オンラインでの打ち出し
オンラインで遊ぶ場合、ハンドルは画面の中の操作に置き換わります。
強さを決めるスライダーがある形、左打ち・右打ちをボタンで切り替える形など、操作の作りは画面によって違います。共通しているのは、打ち出しの強さを選ぶという操作そのものは残っていることです。
手の角度で微調整する感覚はありませんが、指示どおりに切り替えるという部分は同じように必要になります。
よくある誤解
ハンドルについて、いくつか整理しておきたい点があります。
強く握れば強く飛ぶ、ではありません。握力ではなく回転角度です。力を入れても角度が同じなら変わりません。
打ち出しの速さは自分で変えられません。一定の間隔で発射される仕組みで、角度が変えるのは強さだけです。
途中で角度が動くと経路が変わります。長く打っていると手が疲れて角度がずれることがあります。玉の通り道が急に変わったら、まず手元を見直すと原因が分かることがあります。
玉が切れたときの動き
受け皿の玉がなくなると、ハンドルを回していても発射は止まります。
このとき、ハンドルの角度はそのままです。玉を補給すれば、同じ角度で打ち出しが再開します。角度を覚え直す必要はありません。
封入式の台では受け皿に玉が貯まらないので、玉切れという現象自体が見た目に出ません。残数は画面の数字で確認することになります。
長く打つときの姿勢
ハンドルは右下にあるので、長時間打っていると右手と右肩に負担がかかります。
角度を保つために軽く握り続ける形になるため、力を入れすぎると疲れが早くなります。強さは握力ではなく角度で決まるので、握る力は最小限でよいというのは実用的な話です。
肘を置ける場所がある台なら、そこに重さを預けると楽になります。画面を見続ける負担と同じで、休憩を挟むほうが結果的に長く続けられます。
まとめ
発射ハンドルは、回す角度で玉の飛ぶ強さを決める装置です。強さが決めるのは到達点で、到達点が変われば盤面で通る経路が変わります。
左打ち・右打ちという指示は、この角度の違いを指した言い方です。別の操作を要求しているわけではありません。
握力ではなく角度、速さは一定、手元がずれると経路が変わる。この三つを押さえておくと、打ち方の指示が具体的な操作として理解できます。パチンコの基本の仕組みと合わせて読むと、玉がヘソに入るまでの流れがひととおりつながります。
