遊び終わったあと、手元の玉をどうするか。その日のうちに処理する以外に、翌日以降に持ち越すという選択肢がある店があります。これが貯玉と呼ばれる仕組みです。
計数と精算の流れで当日の処理は扱いました。この記事は、その先——日をまたぐ場合の話です。
当日の持ち玉と、持ち越す記録は別のもの
まず区別しておきたいのが、この二つです。
持ち玉は、その日に手元にある玉です。借りた分も賞球で戻った分も混ざっていて、受け皿や箱に入っています。
貯玉は、計数したあとに記録として残しておくものです。物理的な玉ではなく、会員カードなどに紐づいた数字になります。
計数の時点で、持ち玉が記録に変わる。その記録を当日中に使い切るか、翌日以降に残すかが分かれ目です。
再プレイとは記録から打ち出すこと
翌日以降、貯めておいた記録を使って遊ぶことを再プレイと呼びます。
新しく玉を借りるのではなく、記録から引き出して打ち出す。手順としては、台のカードリーダーに会員カードを入れ、再プレイの操作をする形が一般的です。
操作の細部は店や機械によって違うので、初めてなら店員に聞くのが早いです。
会員制度が前提になる
貯玉と再プレイは、たいてい会員制度の一部として提供されます。
会員カードを作る手続きが必要で、本人確認を求められることがあります。入会の条件も店ごとに違います。
カードがなければ使えない仕組みなので、当日だけ遊ぶつもりなら必要ありません。同じ店に繰り返し行く人向けの制度、という位置づけです。
店ごとに条件が違う
ここがいちばん注意が要る点です。貯玉の扱いは店ごとに決まっています。
上限が設定されていることがあります。一日に使える量に制限があることもあります。有効期限が決まっている場合もあります。手数料に関する決まりがあることもあります。
これらはすべて店の規定なので、他の店の条件は当てはまりません。会員になるときに説明されますし、掲示や公式ページにも出ています。公式情報とポータルの優先順位で書いたとおり、店が出している情報が基準です。
他の店では使えない
貯玉は、その店に紐づいた記録です。
同じ系列の別店舗で使えるかどうかも、店の制度によります。使える場合もあれば、店舗ごとに独立している場合もあります。
複数の店に行く人は、店ごとに記録が分かれることになります。カードが増えていく、という状態になりがちです。
使い切るか、残すか
その日の終わりに、どちらを選ぶか。考え方の目安を挙げます。
また近いうちに来るなら、残しておく選択に意味があります。次回すぐ使えます。
しばらく来ないなら、有効期限を確認しておく必要があります。期限を過ぎると使えなくなる制度の店もあります。
その店に行くか分からないなら、当日中に処理してしまうほうが単純です。
遊ぶ前に決めておく時間と予算という観点から見ると、貯玉は「次も来る前提」を作る仕組みでもあります。自分の遊び方に合っているかを一度考えておくと、判断がしやすくなります。
封入式の場合
封入式・スマパチでは、玉が手元に出てきません。
そのため、計数という行為も画面の操作になります。持ち玉がはじめから記録として扱われているので、貯玉への移行もより滑らかです。
仕組みとしての考え方は同じですが、物理的な玉を運ぶ場面がないぶん、手順は簡単になります。
オンラインにはない仕組み
オンラインで遊ぶ場合、貯玉という概念はありません。
そもそも物理的な玉がなく、台を離れても記録は残ります。「今日の分を処理する」という区切りがないからです。
ホールの貯玉は、玉という物理的なものを日をまたいで扱うために作られた仕組みだと考えると、位置づけがはっきりします。オンラインとホールの違いの中でも、制度として差が大きい部分です。
記録が残るということ
貯玉は会員情報に紐づいた記録なので、個人を識別する形で管理されます。
会員登録のときに何を提出したか、カードに何が記録されるかは、店の規定に書かれています。使う前に一度読んでおくと、後から確認する手間がありません。
カードを紛失した場合の扱いも、店によって違います。再発行で記録を引き継げる店もあれば、手続きに時間がかかる店もあります。日常的に持ち歩くものなので、どこに入れておくかを決めておくと紛失を防げます。
当日中に使い切る場合
貯玉を作らず、その日のうちに処理する場合の流れは単純です。
計数して出た記録を、そのまま当日中に使うか、カウンターで処理する。翌日以降に持ち越さないので、期限も上限も関係ありません。計数と精算の流れで扱ったとおりの手順で完結します。
初めての店や、その店にまた来るか分からない場合は、この形が迷いません。制度を理解してから会員になるかを決めても遅くないからです。
使うかどうかを決める目安
会員になるかどうか迷ったら、その店に月に何回行くかを考えてみると判断しやすくなります。
頻繁に行くなら、持ち越せることに意味があります。年に数回なら、期限や手続きの手間のほうが大きくなります。
制度は後から利用し始めることもできます。まず通常どおり遊んでみて、必要だと感じたら会員になる、という順序でも遅くありません。
まとめ
貯玉は、計数した記録を翌日以降に持ち越す仕組みです。使って遊ぶことを再プレイと呼びます。会員制度が前提で、カードが必要になります。
上限、期限、一日に使える量などの条件はすべて店ごとに決まっていて、他の店の条件は当てはまりません。会員になるときに確認しておく必要があります。
その店に繰り返し行くなら便利な仕組みですが、行く頻度が読めないなら当日中に処理するほうが単純です。自分の遊び方に合うかどうかで選べばよい制度です。
